公衆栄養学 2

1 平成29年国民健康・栄養調査の報告結果によれば,1995年と2017年を比較した場合,エネルギーの平均摂取量は20歳代から50歳代において増加している.
2 平成29年国民健康・栄養調査報告書をみると脂肪エネルギー比が30%を超えている者の割合は,20~59歳女性において高率を示している.とくに20歳代女性では半数以上がエネルギー比30%を超えている.
3 平成29年国民健康・栄養調査報告書のうち,食品群別摂取たんぱく質比率の年次推移をみると,1975年調査時では主要なたんぱく質供給源であった穀類,魚介類に加え、乳類も減少している.
4 フードバランスシートには,国民1人当たりに供給される純食料ならびに栄養素量が示されており,実際に摂取した栄養素量がわかる.
5 食料自給力とは,我が国の農林水産業が国内生産のみでどれだけの供給熱量(カロリー)を最大限に生産できるかを表す潜在生産能力のことであり,食料・農業・農村基本計画において新たに提示された指標である.